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2023年03月10日
外壁にある水切りの役割とは?修繕費用の相場もご紹介します!
住宅の外壁にある出っ張りが何であるかをご存知でしょうか。
出っ張りのことを水切りといい、住宅の景観や寿命を守るために大切な役割を果たしています。
本記事では、水切りについてご紹介します。
水切りについてあまり知らないという方はぜひ参考にしてください。
□水切りの役割とは?
水切りは住宅をぐるりと囲むように外壁と基礎の間に設置されており、雨水を外壁や基礎の充てることなく、住宅全体の外壁の汚れを防ぐ仕組みです。
外壁と基礎の間にはスペースがあり、そのスペースに水切りを埋めることにより、雨漏りを防止する構造になっています。
水切りの主な役割は2つあります。
1つ目は住宅基礎の腐食や雨漏りを防ぐことです。
住宅の基礎は雨水を吸収するコンクリートでできており、基礎が雨水を吸収すると乾きにくいため、腐食や雨漏りがおこりやすくなります。
水切りにより雨水による腐食や雨漏りを防ぎ、建物の寿命を延ばすことに繋がっています。
2つ目は雨だれによる外壁汚れを防ぐことです。
雨だれは、外壁に黒く細い跡が発生するため住宅の外観が悪くなります。
水切りがあれば雨水をしっかり切ってくれるため、雨だれ汚れを軽減できます。
□水切りを修理する時期と修理費の相場について
水切りは衝撃や暴風、劣化などにより破損することがあり、その場合には修理が必要となります。
ただ、いつ交換するべきかなどの判断は自分でするのは難しいですよね。
ここでは、水切りの修理するべき劣化状態や修理費の相場についてご紹介します。
*修理を検討するべき劣化状態
以下の3つのような劣化状態が見られたら修理を検討しましょう。
1.色褪せや錆び
2.へこみ
3.破損
具体的に説明します。
1.色褪せや錆び
水切りの塗装が色褪せたり剥がれていたりして錆びている状態です。
放置すると水切り自体に穴が開き、雨が外壁の内部に侵入する恐れがあります。
再塗装すれば約10年はもちますが、外壁に穴が開いていた場合、塗装だけでは対処できないため、業者に相談してみましょう。
2.へこみ
水切りが物理的な衝撃によってへこんでいる状態です。
軽いへこみは無視しても問題ありませんが、大きいへこみの場合補修や交換が必要です。
変形したまま放置すると、外壁との間に生まれた隙間から雨水が侵入して劣化が早まる可能性があります。
3.破損
水切りが欠けたり割れたりしている状態です。
この状態では修理による対処は難しいため、水切りの交換を検討しましょう。
*修理にかかる費用
水切りにかかる費用相場目安は以下の通りです。
・塗装:一式で1万5千円~、1メートルあたり300~500円程度
・交換:一式で5万円~
水切りの補修は「一式」かメートル単位でまとめられる場合が多いです。
また、金額はあくまで目安で、工事のしやすさや劣化状態によって変動します。
□まとめ
本記事では、水切りの役割や、補修や交換の目安、費用相場についてご紹介しました。
水切りはあまり目立たないため、何のためにあるのか理解されてない方が多いかもしれませんが、実は重要な役割を果たしています。
一度、水切りの状態を確認し、劣化状態が激しければ、修理や交換を検討されてみてはいかがでしょうか。
当社は、外壁の塗装を行っています。
水切りの塗装などについて分からない事がありましたらお気軽にお問い合わせください。